ダイレクトマーケティング

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ダイレクトマーケティング

ダイレクトマーケティングとは、問屋や代理店などを介さずに、広告やWebなどによって、直接お客様との商取引などを行うためのマーケティング手法および概念のことをいいます。いわゆる4マスを使った莫大な費用をかけて行なうマーケティングと対になります。

米国で生まれた概念で、広い国土で大掛かりな全国店舗展開が資本力のある大企業以外は難しい為に考えられたといわれています。いわゆる通信販売やTVショッピングなどが典型的なダイレクトマーケティングの形です。日本では富山の薬売りがダイレクトマーケティングの好例です。

ダイレクトマーケティングの図

マスマーケティングに対してダイレクトマーケティングでは、顧客の属性に合わせた多種類のマーケティング戦略や戦術を行うことになります。例えば「今すぐ客」へのDMと休眠客を再び起すためのDMの内容はまったく別のものとなります。
顧客との直接的な商取引なので利益率は高いのですが、マスマーケティングに比べ、販促の為の広告費の割合が一般的に高くなる特長があり、広告の良し悪しによって大きく成果が変動する要素を持っています。

インターネットの登場により、ダイレクトマーケティングはそれまでの戦術に加えて、大きな武器を得たことになりました。例えば従来かかっていたDMの郵送費用がEメールによってほぼ0円となったり、リスティング広告によって見込み度がより高いセグメントへのプロモーションが安価となったりしています。そしてチラシや新聞広告などに比べ紙面が限られていない為、より詳細な商品説明をすることが可能となりました。

またそれまで具体的な反応率を測ることが難しかった広告反響なども、アクセス解析ソフトや広告管理ツールにより、格段に容易に把握できるようになりました。インターネットやモバイルがダイレクトマーケティングと親和性が高いといわれている理由がここにあります。

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