成功するWebサイト、失敗するWebサイト|Webマーケティングコラム

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成功するWebサイト、失敗するWebサイト

2008年02月25日

Webサイトを成功させるものにする為にはどんなことが必要か考えてみます。

まず成功するWebサイトとはどんなものでしょうか?
問い合わせが増える、売上が上がる、認知度が上がる、ブランディングが出来る等々。 いずれにせよ、そのWebサイトがあることによって、それまでにはなかった反響や反応があり 良い方向に向かっていっているというものになるでしょう。

そのようなWebサイトを作るにはどうしたらよいのでしょうか。
お金をかけて有名な制作会社に頼む? Webで成功している会社に話を聞きに行く?社員にはっぱをかけて作ってもらう?どれも正解ではありません。

成功するWebサイトは、まず根本となるしっかりとしたビジネスモデルがあること、 そしてWebサイトを作る目的が明確であることと考えています。

まず、ビジネスモデルのことですが、もともと売れない商品やサービスなのにWebサイトを作れば 劇的に売れるということはありえません。
インターネットは時間、距離に関係なく全国、全世界にPRすることが 可能な媒体ですので、もともとその商品やサービスを探している人がいて、それまで知り得ることが出来なかった人が、貴社や貴方をそのWebサイトを知って連絡、購入依頼をしてくるということになります。例えば、これまで手に入れることが出来なかった幻の逸品、地方の名産品などがWebサイトを通じて知ること、買うことが出来るというビジネスモデルが絶対に必要になるのです。

ですから、まずはWebサイトを作る前にビジネスモデルを、しっかり頭を使って考え抜くこと。
これが一番重要なことになります。当たり前のことと思われるでしょうが、この段階を踏まずにWebサイトを 作る人がまだまだ多くいることが現実なのです。SEMやSEOでいくら集客したとしても、そもそものビジネスモデルが確立されていなければ、せっかくの見込み客との出会いのチャンスも逃してしまうことになります。

そして次に重要なことは、Webサイトを作る目的を考えることです。そのWebサイトは、問い合わせを増やすことなのか、売上を上げることなのか、もしくはブランディングをしたいのか、ということを考えなければなりません。その目的によって作り方が全く変わるのがWebサイトです。

例えば資料請求を増やすためならば、訪問者がWebサイトの資料請求までの辿り着くまでのストーリーや 導線をしっかり考えなくてはなりません。既にWebサイトを持っているならば、便利なアクセス解析ソフトをぜひ活用してください。現状を把握し、現在のWebサイトのどこに課題があるのか、導線は間違っていないか、トップページで多くの人が離脱していないか、などなど本当に詳しく解析することが可能なのです。訪問者の反応や反響、サイト内での動向などを、ほぼリアルタイムで把握できることがWebサイトの大きな魅力です。成功しているWebサイトはこのアクセス解析を疎かにしているところはほぼありません。

次に導線設計や商品、サービスの訴求などのコンテンツをしっかり作り上げて、デザインも気に入ったWebサイトが完成したとしましょう。その後は何をすべきでしょうか。私がお勧めするのはやはりリスティング広告です。まず見込み客がどんなキーワードで訪問してくるかを検証し、いくつかのキーワードで出稿します。そのコンバージョン率をある程度把握出来てから、SEOで勝負をするキーワードを決めて実行していくといった流れが、コスト的にも一番かからない方法でしょう。これも当たり前のことなのですが、やはり実践できている人や会社はまだ少ないと思います。

Webサイトで成功するためには、まずは頭を使ってビジネスモデルを考え抜くこと、そしてWebサイトを作る目的を明確にすることです。これにはお金は一切かかりません。よくこの部分までWeb制作会社に依頼されることも多く見受けられますが、彼らはデザイン、コーディング、そしてプログラム等のプロなので、そもそも依頼される先が違うのです。もちろん多くの制作経験や、その後のSEO対策を考えたコーディングを出来る会社はありますので、そこは相談をされた方が良いと思います。

以上のステップで作られたWebサイトは、長い期間、素晴らしい結果を提供してくれることでしょう。これからWebサイトの構築やリニューアルを考えられている方は、ぜひ参考になさっていただければ幸いです。

執筆者プロフィール
執筆者近影

石川達也

神奈川県横浜市出身 代表取締役

営業、コンサルタントを経て、2002年8月にプレッシャーポイントを設立。
横浜に住み、会社も横浜にあることをとても幸せを感じている。


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